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私が人生で最も後悔していることは、FXに手を出したことです。一攫千金を夢見た結果、自宅を失うことになってしまいました。

私がFXを知ったのは、書店で投資関係の書籍を探していたときです。自宅を購入したときは投資のことは考えていませんでしたが、不動産を持っているという自覚があったことから不動産投資について勉強しようとしていたのです。

そこで、FXの存在を知りました。FXについて調べていくうちに、レバレッジが使えるため初期資金は少なくて済むことや24時間取引できること、外貨預金と比較して手数料が非常に安いことなどに惹かれ、デモトレードを試してみたのです。すると意外と簡単に利益が出せたため、FX会社の取引口座を開設してリアルトレードを始めました。

リアルトレードを始めてからしばらくは少額の資金でコツコツと取引を重ねていましたが、損失は少ないものの利益額も少ないため満足できなかったのです。そこで、レバレッジを使って大きな取引を実行しました。

すると、これまで十数回の取引で得られた分の利益が一回の取引で手に入り、レバレッジの魅力を知ってしまったのです。それからはレバレッジを限界まで活用し、大きな利益を継続的に獲得できるようになりました。

もちろん損をすることもありましたが、着実に利益を稼ぎ、その利益を投資資金にすることでさらに大きな取引ができるというサイクルを実行できたのです。私は有頂天になっていました。FXを極めたと勘違いし、自分の投資戦略に自信を持つあまりポジションを持ったまま就寝し、翌朝に利益額を確認してから出社するということが日課になっていたのです。

そして、忘れもしない2015年1月15日が訪れます。スイスフランと日本円のポジションを持っていた私は、いつも通りに就寝しました。

私が寝ている間、スイス国立銀行が対ユーロ上限を撤廃したのです。その結果、私が持っていたポジションは40円以上の大暴落となり、急な動きだったため設定したあったはずのロスカット注文も通らず大損をしてしまったのです。翌朝、目を覚まして損益額を確認したときは驚くよりも放心してしまいました。

金額にして2000万円以上のマイナスになっていたのです。

冷静さを取り繕いながらFX会社と話をすると、必ず支払わなければならないと伝えられました。不動産以外に資産がなかったため、自宅を売却して借金の返済に充てたのです。

今考えると、一時の成功で調子に乗ったことがFXで大損するきっかけになってしまったと言えます。現在はアパート住まいですが、幸いにして家族がついてきてくれたので、今は家族の幸せを第一に考えています。