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アパートとマンションのイメージ図

アパートとマンションの違い

不動産に関する法律である「宅地建物取引業法」や、文字通り建築に関する法律の「建築基準法」では、特に規定はないとされており、アパートもマンションもともに「共同住宅」に分類されています。

そのため、物件の所有者(大家)が、「○○マンション」と名付ければマンションとなりますし、「○○荘」や「○○アパート」でもマンションになります。
なんとなく「○○荘」はアパートという印象がありますが、必ずしもそうとは限らないようですね。

とはいえ、物件を紹介する不動産会社では、アパートとマンションの違いについて大まかな基準を設けているようです。
それは、建物の構造と建物の階数です。

アパートとマンションは構造と階数で分けられる

不動産会社では、木造もしくはプレハブ造、または軽量鉄骨造の建物で、2階建て以下の物件をアパートとしていることが多いようです。

一方、マンションは、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造、または鉄骨造の建物で、3階建て以上の物件が当てはまるようです。

その他にも「コーポ」や「ハイツ」といった名称がありますが、コーポに関しては、木造もしくは軽量鉄骨造の2階建ての建物、ハイツに関しては、プレハブ造やプレハブ軽量鉄骨造の2階建ての建物として分類されているようです。

ちなみにコーポは「共同住宅」という意味合いで、ハイツは「高台にある家」という意味のようです。
他にもフランス語で家を表す「メゾン」や、ドイツ語で家という意味の「ハイム」、同じく家の意味であるイタリア語の「カーサ」などが物件の名称として使われることがあります。

物件を選ぶ時は、マンションやアパートという名前ではなく、「建物の造り」をチェックするようにした方が良いかもしれません。

遮音性の違い

アパートやマンションのような共同住宅で生活していく上で気になることのひとつに、音の問題があります。

一般的には、両隣や上下階の部屋の音は聞こえやすい傾向がありますが、築年数の古い木造のアパートの場合、アンプを通していないエレクトリックギターの生音が聞こえてしまうという話もあるようです。そうなると話し声なども聞こえてしまいそうですよね。
そのため、石油ストーブの使用やペットの他、楽器を禁止している物件も存在します。

とはいえ、すべてのアパートがそうというわけではなく、上下にコンクリートパネルを敷くことで、防音対策をしている物件もあるようです。

遮音性に優れている構造ランキング

  1. 鉄骨鉄筋コンクリート造
  2. 鉄筋コンクリート
  3. 鉄骨造
  4. 軽量鉄骨造
  5. 木造

遮音性を考慮するなら、1位の鉄骨鉄筋コンクリート造の一択になりそうですが、どちらかと言うと、賃貸ではなく分譲の物件に多い構造のため、マンションを購入する人にとってオススメと言えるでしょう。

そうなると、2位の鉄筋コンクリート造のマンションを選択するのが、現実的な解決策になるのかもしれません。

生活音が気になる人にオススメの部屋とは?

アパートやマンションは、部屋によって、生活音の聞こえ方が異なります。
例えば階段の近くの部屋であれば、階段の昇り降りをする足音が聞こえやすくなりますし、ロフト付きの物件の場合、やはり階段の昇り降りをする音が出やすくなります。

そのため、「最上階の角部屋」というのが、生活音が気になる人にオススメの部屋となります。

ただし、隣や上下階にどのような人が暮らしているか?ということも、大きなウェイトを占めるため、実際に生活してみないとわからない部分が多いようです。そのあたりは「運を天に任せる」といった感じなのかもしれません。

その場合、物件の下見をする際、一度だけではなく、複数回してみるのもひとつのやり方です。時間が許すようであれば、昼間と夜間、平日と休日のような形で訪問してみましょう。

築年数と遮音性

生活音が気になる人の場合、築年数の新しいマンションを選ぶ方が良さそうです。
築年数が経過すればするほど、窓まわりのコーキングが劣化していくため、音漏れの原因のひとつになると言われています。

それから、交通量の多い大通りや線路の近くにあるマンションの場合、どうしても外からの音が入ってきてしまいます。
その際には、できるだけ二重窓が設置されている物件を選ぶことで、音が緩和されると思われます。(完全に防音できるわけではありません)

気密性の違い

アパートとマンションの違いとして、「気密性」があります。
いわゆる「すきま風」のような外からの風が入りにくい状態、空気が入りにくい状態が高い気密性ということです。
気密性の高さで言いますと、マンション>アパートになります。

気密性が高いことのメリット

気密性が高いことのメリットは、エアコンの効果が発揮されやすいという点があります。
そのため、夏は涼しく、冬は暖かい部屋で過ごすことが可能となります。
電気料金の中でも夏と冬の冷暖房費は大きく影響するのですが、エアコンを効率よく使用することで、比較的安く抑えられる可能性があります。

気密性が高いことのデメリット

気密性が高いことによるデメリットは、結露が発生しやすいことと、カビが繁殖しやすい点があります。
換気口を上手に活用して、結露の発生を防ぐこととがポイントとなります。

特に角部屋の場合、家具はほんの少し壁から離すようにすることで、結露の発生を抑えることにつながります。

気密性が低いことのメリット

木造や軽量鉄骨造のアパートは、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションと比較して、気密性が低くなりますが、その分、通気性の良さがあるため、湿気の少なさというメリットもあります。

気密性が低いことのデメリット

気密性が低いことのデメリットとして、外の影響を大きく受けてしまう点があります。
例えば、雨が降っている時などは、外の高い湿度がそのまま部屋の中にも入り込んでしまうため、梅雨時などの蒸し暑さの原因になりやすいようです。

その他にも、エアコンの効率が低くなるため、冷えにくく暖まりにくいという点もあります。そのため、エアコンの性能や部屋の間取りによっては、電気料金が高くなる可能性があります。

アパートとマンションの家賃の違い

一般的にアパートとマンションでは、アパートの方が家賃が安いイメージがあります。
ただし、同じ築年数で同じ立地条件(駅から○分など)で同じ間取り(広さ)という比較をした場合に限ります。

例えば築年数の古いマンションであれば、新築もしくは築年数が浅いアパートの方が、家賃が高くなることもあります。

とはいえ、アパートは管理人が存在しないケースが多いため、管理費や共益費といった家賃と併せて支払う金額がマンションと比較して安くなる傾向があります。

月々の家賃を節約することを考慮した場合、あえて立地条件の良い、築年数の古いアパートもしくはマンションを選択するというのもアリでしょう。

耐火性と防犯性

アパートとマンションの違いには、耐火性と防犯性もあります。
耐火性とは読んで字のごとく、火災があった際の燃えにくさのことを言います。
その点では、木造よりも鉄骨鉄筋コンクリート造の方が高いことから、「マンション>アパート」ということになります。

防犯性に関しては、オートロックなどの機能がついているマンションの方が高いように思われます。アパートの中には外から出入りが自由にできるようなタイプが少なくないため、防犯の点ではリスクが高いかもしれません。
ただし、築年数の古いマンションも同様のため、防犯性に関しては、「あくまでも物件による」と考えた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?法律上(建築基準法)ではアパートもマンションも違いがないということです。

ただ、建物の構造と建物の階数は違うと言うことになります。


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